導入事例
人に優しい、システムのご提案

農業協同組合 I農協様の場合

合併によりシステムの統合が必要となりI農協様の既存システムに合わせる方針でシステムの統合、データの統合が始まったが、開発統合が上手く進まず困っているお客様に対し、新システムを提案し、システム・データを統合した事例です。

お客様紹介

I農協様は、4市にまたがる、組合員約18,000名、役職員数約400名の農業共同組合です。お客様は、その中の賃貸管理を主業務とする部門です。

システム導入の背景

システム導入以前の問題点

I農協様では、以前より賃貸管理システムを導入・運用されていました。合併先であるF農協様も賃貸管理システム(弊社が開発)を導入・運用されていました。
合併後システムをI農協様の既存システムに合わせることとなり、弊社はF農協様の運用支援から離れることとなりました。

しかし、システムの統合が上手く進まず、改めて弊社にシステムの統合に力を貸して欲しい、との依頼があり新システムを開発することとなりました。
I農協様では、弊社に依頼があるまでに、下記のような問題を抱え悩んでいました。

  1. 合併によるシステム統合の問題点が見えないまま開発が始まってしまった。
  2. システムの開発が予定通りに進まない。
  3. システムを統合するためにデータ移行を行ったら旧データが破壊されてしまい元に戻せなくなった。
  4. 問題が多発して開発者との信頼関係が崩壊した。

問題点に対する改善案の検討

そこで、弊社では新システムの導入を行うために下記のような提案しました。

  1. まずは、既存業務が回るように旧データを復元する。
  2. 旧システムの内容、旧データの構成、旧業務の内容等を検討・問題点の洗い出しを行い、統合後のシステム・データ・業務のあるべき姿を決める。
  3. 担当者とのコミュニケーションを密にし、開発フェーズ毎に確認をとり開発を進める。
  4. システムを運用する拠点数が多くなるため、何時でも迅速に支援ができるようにする。

導入システム

I農協様のお困り事を解決し、導入したシステムの概要を紹介します。

賃貸管理システム

1.データの統合

旧データを元に新システム用の新データを作成し、地域区分によりデータの判別を可能にしました。

2.業務の統合

方法の異なる業務で、直ぐに統一ができない業務に関しては地域区分によりシステムの使用方法を変えるようにしました。

3.カウンター業務

カウンター業務は、地域の不動産会社に委託しているのでネットワークで繋げたカウンター業務用のシステムを各不動産会社に導入しました。

4.営繕業務

営繕業務は、営繕会社に委託しているのでネットワークで繋げた営繕業務用のシステムを営繕会社に導入しました。

5.運用サポート

多数の運用拠点に対応するため、秘密保持契約等を締結し、お客様システムのネットワークと弊社を通信回線で接続し迅速なサポート対応を可能にしました。

駐車場管理システム

I農協様の別部署が行っている駐車場管理業務を支援するシステムも開発・運用支援しています。

農園管理システム

貸し農園管理業務を支援するシステムも開発・運用支援しています。

まとめ

新システムの導入により、データの統合も無事に済み、業務もスムーズに行えるようになりました。また、I農協様の窓口業務を担当する不動産会社や、営繕を担当する会社からも依頼があり、それぞれのシステム開発・運用支援を行っています。

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